社員インタビュー(リンギスト)
英語のネイティブスピーカーとは思えないほど、自然で丁寧な日本語を話すジャスティン。アークでは英語ネイティブの、日英翻訳のリンギストとして活躍しています。
今回はそんなジャスティンの素顔をご紹介します。
アークでの業務について
- アークでの仕事は
- 翻訳事業部で、リンギストとして日英翻訳のチェックを主に担当しています。
リンギストとは、翻訳者が翻訳をした文章を、最終段階で品質チェックし、品質の標準化を行う仕事です。
- 標準化とは、どういうことですか?
- たとえば、複数の翻訳者が長い文書を翻訳した場合、人によって翻訳品質や、言葉遣いにばらつきがでたりします。それを一つの文書として、統一を図ります。
また、同じ翻訳者でも、人間ですから、品質にばらつきがでてくる場合があります。そういった場合も、品質が均一になるように、チェックしていきます。問題のある箇所は、直接手をいれて修正をして、納品する英文の品質を保つ作業をしています。
特に私は、ネイティブが読んだ時に、読みやすく、自然な英文になるように、日本語の原文を尊重しながらも、場合によってはライターのように書き直しまで行っています。
- また、翻訳者に修正箇所をフィードバックし、翻訳者が次回以降同じ過ちを犯さないように指導する役目もあります。この他、新しい翻訳者の選定も行っており、アークの翻訳品質を保証する重要な仕事です。
- 期待の大きなポジションですね。忙しいですか?
- そうですね~(笑)でも、波があります。
いつも、忙しいわけではありません。
まわりのみんなもサポートしてくれるので、大変ですが、楽しく仕事ができています。やりがいのあるポジションですね。
来日するまで
- 出身は?
- オーストラリアのアデレードです。
国内で5番目に大きい都市ですが、静かで暮らしやすい街です。
『The Economist』の“World's Most Livable Cities”(世界で最も暮らしやすい都市)でもトップ10にランクインしているんですよ。
- 大学で日本語を専攻されたのが、日本との出会いですか?
- 学び始めたのはそうです。
でもその前に、14歳のときに、家族旅行のついでに日本に立ち寄ったんですね。
そのときは、イギリス、アメリカにも行きましたが、日本が一番印象的でした。
英・米は、予想の範囲内というか、あまり違いがなくて。
- 大学では何を専攻されたのですか?
- 日本語と映画です。
日本語は大学で基本の基本、「あ・い・う・え・お」の発音などから始めましたが、3年次以降になると、社会問題など幅広いテーマについて日本語でエッセーを書いたり、スピーチをしたりしました。
- 映画は、理論から製作までひととおりすべて学びました。
当時は『七人の侍』『用心棒』などのチャンバラ映画や、『リング』などの日本のホラー映画が好きで、卒業制作ではその影響をうけた『殺人剣』という映画を製作したほどです。
グロテスクな名前ですみません(笑)
“「村正」という妖刀を手にした者は、鬼に取りつかれる”というストーリーでした。
撮影は英語と日本語両方で行いました。
映画と日本語というふたつの専攻を活かすことができましたし、プランニング、撮影、編集といった、映画製作のすべてのプロセスが本当に楽しかったです。
- では、最初のお仕事は…
- 映画製作です。
日本へは、いつか行きたいと思っていて、最初はワーキングホリデーで来日して映画製作の仕事をしていました。
でも映画でプロになるにはとても時間がかかりそうなので、日本語と英語の両方が活かせる、翻訳の仕事を始めました。
プライベートは
- 東京はどうですか?
- 東京は、古いものと新しいものとのバランスがいいですね。
私は映画や漫画など、日本のポップカルチャーが好きなので、違和感なく、楽しく過ごせています。
- お休みの日は何をされますか?
- 彼女とデートしたり、映画を見たり、漫画喫茶に行ったり。
漫画喫茶に行っても、私は読むのが遅いので節約にはならないんですが(笑)
漫画も大好きなので、できれば購入してゆっくり読みたいですね~
- よく読む漫画は?
- 『バガボンド』、『ワンピース』などです。
- 日本の若い人と同じ!
- ゲームも好きですよ。翻訳事業部のスタッフともたまにゲームの話をしますが、Web事業部の方がゲーマーが多いですね。
- 今後は
- 翻訳でクリエイティブ系の案件があれば、ぜひ担当したいと思っています。
- そうそう、アークのスタッフでDS大会をしたことあると聞いたのですが…
今度開催することがあれば、私もぜひ参戦させてください!
インタビューを終えて
とある案件では、コンペの勝利に多大な貢献したジャスティン。
進捗によっては、休日を使って「根性で」最後まで仕上げたこともあったとか。
今回のインタビューで、かつて映画製作の現場にいたというお話をきき、最初は普段のデスクワーク姿とのギャップに驚きを感じたものの、チームでの仕事のうまさと「根性」の出しどころの絶妙な加減は、なるほど、映画づくりの現場で培われたものなのかも!と深く納得いたしました。
ジャスティンは、「英語話せないんじゃないか疑惑」が社内で出るほど日本語に堪能で、文章もとてもお上手です。
クリエイティブな才能がおありになるに違いない!ぜひ、ジャスティンが制作した映画も見てみたいです。
プロフィール
- Shuard, Justin
- 2009年入社。翻訳事業部で、日英翻訳の品質管理などを主に担当。
映画製作、翻訳会社勤務を経て現職。「前の会社はスーツで、実はイヤでした(笑)」
家では「YouTubeをよく見る」、いまどきの20代。
私の1本の映画
『恋する惑星』(《重慶森林》 "Chungking Express" 1994, 香港)
たくさんあって、決められないのですが…映画を勉強したいと思うようになったきっかけがこの作品。子どもの頃からハリウッド映画が大好きでしたが、この映画のストーリー構成はそれとは全く異なり、またオーストラリア人の撮影監督クリストファー・ドイルによるカメラワークもすごく、キネティックで印象的な作品です。
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