スキーハーフパイプの説明

空中で繰り出されるアクロバット

スキーハーフパイプ競技は、演技ポイントで順位を競う採点競技です。

円筒の上半分に切ったような形をした、ハーフパイプと呼ばれる構造物をスキーで滑降しながら、左右の壁でジャンプをしてアクロバティックな技を行い、演技のポイントを競います。2014年のソチオリンピックから正式種目に採用されました。
文字通り、スキーハーフパイプ競技はスキーを履いて行い、スノーボードハーフパイプ競技はスノーボードを履いて競技を行います。

ハーフパイプ競技の概念は、アメリカのゴミ処理場で生まれたと言われています。

1979年にスノーボーダーが、雪に覆われたゴミ処理場の敷地内にあった地形を利用してスノーボードを行いました。この地形こそが、現在のハーフパイプのルーツだと言われています。

一方、スキーヤーがハーフパイプを滑るようになったのは1990年代に入ってからのことでした。 既存の厳しいルールに縛られない、自由なスタイルのスキーを追求した多くのスキーヤーが、ハーフパイプを滑りこむようになり、スキーハーフパイプは世間の注目を集めました。
若者からの熱狂的な支持と、雑誌やテレビなどのメディア露出を背景に、スキーハーフパイプは次第に世間から認知されていき、アクションスポーツの最高峰であるX-Gamesなどのメジャー大会も開催されるようになりました。

現在の国際大会において、ハーフパイプの壁の高さはビル2階に相当するサイズにもなり、その左右の壁でジャンプを5~6回連続で飛んで試技をします。演技途中で着地が乱れると、失速して次のジャンプを失敗してしまいます。

スロープスタイルと同様、後ろ向きからも滑ったり飛んだりできるスキー(ツインチップスキー)を使用するため、技のバリエーションが豊富で様々な技が繰り出されるのが特徴です。

競技団体

現在、スキーハーフパイプ競技は、オリンピックを主催するIOC(国際オリンピック委員会)、世界選手権やワールドカップを主催するFIS(国際スキー連盟)、X-Gamesなどの賞金レースを主催するAFP(国際フリースキー協会)の3つの統括団体によって管理されています。

IOCとFISはスポーツイベントの最高峰であるオリンピックや世界選手権などを主催していますが、ルールやコース設計、ジャッジングルールなどの多くは、AFPの協力を仰いでいます。

一方、AFPはフリースタイルスキーカルチャーの進化とともに発足した団体で、独自の文化を色濃く反映させたジャッジングルールを作り、X-Gamesをはじめとするビッグイベントを開催しています。また世界的なランキングシステムを導入するなどして、世界中のフリースタイルスキーヤーにその活動が支持されています。

ルール・採点方法

  • 予選2本、決勝2本を滑ります。
  • 一人ひとり順番にスタートして演技を行います。
  • 2本中、良い得点1本を採用して全体の順位を決めます。
  • 着地でバランスを崩して転倒したり、減速して次のジャンプを飛べないと致命的な減点になります。
  • 複数の審査員で採点を行い、最高点と最低点を除いた点数の平均点がスコアとなります。
  • 採点にはオーバーオールインプレッションという方式が取られていて、5つの採点基準であるExecution(演技の完遂度)・Difficulty(難易度)・Amplitude(高さ)・Variety(多様性)・Progression(独創性)に沿って、出場選手の相対的な評価で得点が付けられます。

用具

  • スキー(ツインチップスキー)
  • 一般のスキーと大きく違う点は後ろ向きでも滑れるようにスキーの両端がそりあがっているという点です。これにより後ろで滑ることはもちろん飛んだり着地したりする事も可能になります。またスキーの長さついては自分の身長ほどの長さを使うのが一般的です。

  • ストック
  • フリースタイルスキー専用のストックというものはありません。長いストックは技を行う際の妨げになるため、日本人選手の間では70cm~90cm程度の短いストックが使われることが多いです。

  • ウェア
  • ダンスのように常に周りから見られるスポーツなので、カッコよくカジュアルなウェアを選ぶ選手が多いです。大会で服装についての規定がないのでオシャレで個性を出す選手が多いのも見どころの一つです。

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