「原文読解力」「内容理解力」「表現力」以外の品質要素

翻訳品質を上げる7つのルール ルール4

仕上がりに影響を与える翻訳以外の品質要素を考える

これまで説明した三つのルールは「原文読解力(英文和訳の場合は英語)」「内容理解力」「表現力(英文和訳の場合は日本語)」に注目して、翻訳品質を上げることを目的にしています。

しかし意外なことに、お客様の満足度は他の要素に影響を受けることが多いのです。顧客満足度を上げるほかの要素について説明しましょう。

レイアウト調整力

ほとんどの場合、翻訳は人に見せるために行います。ですから、パワーポイントのテキストボックスに文字が収まりきれず、印刷しても文字が全部見えない、というのでは意味がありません。パンフレットを翻訳してもフォントの選択が適切ではなく、デザインがきれいに見えなくてはがっかりです。このように、翻訳の後工程である「DTP作業」と呼ばれるレイアウト調整は、重要な要素を占めます。

英語を日本語に翻訳すると、レイアウトが崩れてしまいます。見出しなどは日本語の方が短くなりますが、本文では日本語の方が長くなってしまう傾向があります。そのため、英語から日本語に翻訳した後でレイアウト調整が必要になります。

原文に目次やレファレンスがついていれば、それを翻訳物上で再現する必要もあります(巻末にある索引をアルファベット順から、あいうえお順に並べかえるのもよくある作業の一つです)。

ホームページの翻訳では適切なキャラクターコードの設定など、HTMLコーディングの知識がないとブラウザで正しく表示ができません。

このようなレイアウト調整作業は通常、翻訳会社はDTP作業と称して有料でサービスします(ワードファイルにそのまま上書きすれば問題のない場合は別ですが)。お見積もりにDTP作業が含まれていない時は、お客様がレイアウト調整作業をなさることを前提にしている場合もありますので、翻訳会社がどこまでレイアウト調整をするのか確認が必要です。

エンジニアリング力

オンラインヘルプの翻訳を行うには、オンラインヘルプを編集するためのツールを使いこなす必要があります。ユーザーインターフェースの翻訳をする際は、ダイアログボックスにメッセージが全部入るように調整しなければなりません。

エンジニアリングが必要なプロジェクトにおいては、翻訳会社にそのスキルがあるのか、必要なツールを持っているのか、必ず確認してください。過去同様の作業を行った経験のない翻訳会社にこの手の仕事を依頼するのは、かなりリスクがあります。

コメント力

翻訳会社に依頼した翻訳物をノーチェックで使うお客様もいらっしゃいますが、外部向けに配布する資料の場合、何らかのチェックや修正を施される場合が大多数です。その際にどこにポイントを置いて翻訳物をチェックすればよいのか、そのガイドとなるものが翻訳会社からのコメント(注釈)です。

「御社のホームページでこの用語を使っていたので同じにしました」

「原文に誤りがあるように思われます」

など、適切なコメントはお客様のチェック作業を軽減します。どのような事柄をコメントして欲しいのか、前もって翻訳会社に希望を出すことも可能です。

翻訳品質を上げる7つのルール

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