雪原のアクロバット!エアリアル|翻訳会社ブログ

ピョンチャンオリンピック競技:エアリアルについて

雪原のアクロバット!エアリアル

こんにちは。アークコミュニケーションズで翻訳事業を担当している芳森です。

今日はフリースタイルスキーの一種、エアリアル競技をご紹介します。モーグルやハーフパイプなど、個性的な種目ばかりのフリースタイルスキーですが、中でもエアリアルは異彩を放っています。滑走では一切点がつかず、空中に飛び出す姿勢から着地までの空中を含む一連の動作のみで得点を争う競技です。

瞬間の技を見極める楽しさ

空中に飛び出すのは「キッカー」と呼ばれるジャンプ台から。選手たちは演技内容を事前に申告した上で、角度の異なる何種類かのキッカー(種類は競技によって異なります)のうちから1つを選びます。トップクラスの選手が飛び上がる高さは、何と4階建てのビルの高さに相当するというから驚きです。

体操競技と同じく、エアリアルは飛んでいる数秒のうちに多くの技が披露されます。観戦初心者では、どんな演技をしているのか見ても分からないという方もいらっしゃるかもしれません。事前にYouTubeなどでどのような演技があるのか頭に入れ、姿勢の名前なども覚えておくと、より楽しく観戦できるようになるでしょう。

20世紀末のオリンピック正式種目採用

エアリアルは、1970年代ごろから競技会で競われるようになりました。1980年にはフリースタイルのワールドカップが始まり、他の種目と同じく世界的に注目を集めるようになりました。

1988年のカルガリーオリンピックでは公開種目として採用され、6年後のリレハンメル大会から晴れて正式種目になりました。ちなみにオリンピックにおけるフリースタイル競技は、すべて採用当初から男女両性の種目が設定されています。

「空気の妖精」の競技?

「エアリアル(aerial)」は、ギリシャ語の「āérios(「空気」を表すāerの変化形)」がラテン語で「āerius」に変化し、名詞や形容詞の接尾辞「al」が付いた言葉です。形容詞では「大気の」「幻の」「空中の」、名詞ではラジオなどの「アンテナ」も意味します。

そんなaerialという単語ですが、実は最初に使った人はシェイクスピアであるといわれています。戯曲『オセロ(Othello)』で形容詞として使われているほか、『テンペスト(Tempest)』に出てくる空気の妖精アリエル(Ariel)も、この語に由来すると考えられています。空中高く飛びあがり華麗な演技を魅せるエアリアル競技の語源が、空気の妖精につながっているのはロマンチックな逸話と思いきや、どうやらこの妖精、恐ろしげな妖精のようです......。

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