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バイリンガルじゃなくてもデキる翻訳英語検収 指南その6

翻訳文の簡単チェック法 指南その6

翻訳チェック用の用語集を作ろう

A社の海外営業部で営業事務を担当している竹田です。業務の成り行き上、英訳後の文章(英語)チェックまで任されてしまい、当初、大変困惑しました。正直、英語の能力にあまり自信は無かったのですが、友人の翻訳チェッカーさんの親切な指導のおかげで、今はそれなりのチェックまでできるようになったようです。もっと内容に踏み込んだチェックに手を付けられるように、そろそろステップアップしてみたい今日この頃です。

なので今回は、いよいよ中級レベルのチェックにチャレンジしてみたいと思います。本格的に文章の内容に踏み込み、翻訳品質の向上を実感できるレベルまで高めます。まずは、高度な単語レベルのチェックをどうやるのか、チェッカーの宮本くんに教えてもらおうと思っています。

    
用語集を作ろう

宮本:さて、いよいよ中級レベルのチェックに入りたいんだけど、心の準備は大丈夫?

         

竹田:はい! 今まで教えてもらったことを振り返ると、宮本くんが脅かすほどに大変ではないってことがよく分かったからね(笑)。もう「中級でも上級でもなんでも来い」って感じ。それで、今日教えてくれることは何なんですか?

宮本:こりゃ心強いね(笑)。今日は、前回に引き続き“ツール”の話なんだ。ツールと言っても、前回のようなソフトのツールの話ではなく、いわゆる「辞書」の話。

竹田:「辞書」……。

宮本:そう、「辞書」。「用語集」と言った方が分かりやすいかな。翻訳チェックのための専用の用語集を作ろうという話なんだ。外部の会社に翻訳を発注した場合、当然、彼らはうちの会社の社内用語や専門用語、あるいは業界用語のような特殊な言葉は知らないと思った方がいい。一方、それをチェックする僕たちも、失礼だけど竹田さんのように英語にそんなに詳しくない人がチェックする場合、訳された文がちゃんと社内用語に沿っているのか分からないケースがある。 そんな時に便利なのが用語集なんだ。社内の公式文書に使われる特殊な英単語や頻出用語を、日本語と対照させて一覧にする。探しやすいように「あいうえお」順、あるいはアルファベット順に並べて列記するのがいい。そして、翻訳チェックをする前に、毎回ざっとこの用語集に目を通しておく。一つひとつの用語を覚える必要はないけど、うっすらと「そういえば用語集にこの言葉あったな…」くらいに記憶しておくのでOK。そうすると、翻訳チェックの際に思い出して、用語集を確認するようになる。

竹田:うわ、なんか本格的なチェック方法! 確かにこれは中級レベルだわ。

    

宮本:でしょ? 最初に作るときは手間がかかるけど、1度作ってしまえば、あとはそれほど手がかからない。1回使うともう手放せなくなるよ。チェック時間の短縮に役立つし、翻訳品質も格段に上げられる。作る負荷よりも圧倒的に得られるメリットの方が大きいので、ぜひ作ることをお勧めする。さらに、竹田さん以外の人がチェックする時も、用語集があれば、いちいち細かい引継ぎをしないで済むしね。

    
翻訳会社と用語集を共有
    

宮本:用語集は翻訳会社が作ってくれる場合もあるんだ。特に同じ翻訳会社を利用し続けると、向こうも作業の効率を考えて、クライアント別の用語集を作るケースが多い。どちらが先に作るかという話はあるけれど、もしこちらで作ったのならば、その用語集を翻訳会社と共有した方がいいよね。より上流工程で正しい翻訳ができるようになるから。文書によく出てくる役員名や部署名なども、翻訳会社に提供してあげた方がいい。

竹田:確かにその通り。こちらでいちいち直すのも手間だから、できれば一括して翻訳会社側で翻訳時に社内用語を反映してもらえると大変助かるわ。

宮本:だよね。それと、用語集は常にメンテナンスする必要があると考えておこう。足りなかった言葉を都度補ったり、業務の関係でここ最近使用頻度が増えてきた言葉を追加したりして、常に更新しておくと、いざ使う時にすごく便利だよ。

竹田:確かに手間はかかるけど、その分、確実にチェックの効率は上がるわね。その上、翻訳品質も上げることができるのだから、作らない手はないですよね!

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