「チェコの片割れ」と呼ばれるスロバキアとスロバキア語について調べてみました│翻訳会社ブログ

「チェコの片割れ」?!スロバキアの過去と現在、スロバキア語

「チェコの片割れ」と呼ばれるスロバキアとスロバキア語について調べてみました

スロバキア語と翻訳

グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。

先日、旅行会社で何気なく手にした中欧のツアーパンフレットで、ふと目に入ったのがチェコの隣国「スロバキア」。もとは「チェコスロバキア」という1つの国だったそう。「チェコの片割れ」と呼ばれることもあるらしいスロバキアに興味がわいたので調べてみました。

スロバキアの歴史と現在

地図でスロバキアの位置を確認すると、北西にチェコ、北にポーランド、東にウクライナ、南にハンガリー、南西にオーストリアと隣接していることがわかりました。外務省のWebサイトによると、その国土は日本の約7分の1とのこと。これは、北海道の5分の3にあたり、比較的小さな面積の国といえます。新潮社のForesight Webサイトによると、ベルリンの壁の崩壊後、1993年に「チェコスロバキア」という国が「チェコ」と「スロバキア」という2つの国に平和的に分かれたとの記載がありました。

実は、この2つの国は歴史的に異なる背景を持っていて、チェコはドイツの支配下にあり、スロバキアはハンガリーの支配下にあったそうです。スロバキアはチェコと比べて国面積も人口も劣ることもあり、「チェコの片割れ」と呼ばれることもあるのだとか。正直、私もチェコは知っていましたが、スロバキアという国についてはほとんど知りませんでした。

しかし、前出の新潮社のForesightによれば、スロバキアは自動車生産で目覚ましい躍進を遂げ、その経済成長率はチェコを上回っているそうです。2012年の国民1000人あたりの自動車生産台数に関しては、スロバキアが164台で世界1位、2位はチェコの112台とのこと。また、日本貿易振興機構(JETRO)によると、スロバキアへは40社以上の日系企業が進出しているのだとか。さらに、世界銀行が発表する「ビジネス環境ランキング」でも、チェコの44位に対してスロバキアは37位で、主要中東欧諸国のなかでもトップクラスに入っていることがわかります。いまや「チェコの片割れ」という呼び名は、そぐわないのかもしれません。

スロバキアのお役立ち情報

続いて、スロバキアの公用語である「スロバキア語」について、調べてみました。オンライン英会話「e-Atlas」のWebサイトにスロバキア語に関するコラムを見つけましたので、簡単にまとめてみます。

スロバキア語、チェコ語はともにインド・ヨーロッパ語族、西スラブ諸語に属する言語で、ポーランド語と同じ諸語になるようです。チェコ語とスロバキア語はとても似ていて、チェコ語とスロバキア語の会話でもお互いがほぼ理解しあえるのだそう。特に、スロバキア国内ではチェコ語で書かれた出版物やチェコ語での放送も多く、スロバキア人にとってはチェコ語を理解するのは日常的なことのようです。

外務省のスロバキア語専門家によれば、スロバキア語の難しさはスラブ系言語の特徴でもある格変化にあるだろうとのこと。日本語の場合、名詞自体はそのままで助詞をつけることで格を表しますが、スロバキア語では名詞自体が格に応じて変化するようです。その変化は、1つの名詞に対して単数6つ、複数6つ、合計12にもなるのだとか。ただ、スラブ系の言語であるにもかかわらず、ロシア語やブルガリア語のようなキリル文字ではなく、ポーランド語と同じくローマ字が使用されるという点は、日本人にとって救いかもしれません!

言葉はかなり難解そうですが、スロバキアの小国ならではともいえる利点を見つけました。就職ジャーナルの「海外駐在員ライフ」によると、シェンゲン協定の加盟国同士であれば、パスポートなしで国境を越えることができるそうで、スロバキアもシェンゲン協定加盟国になっています。またスロバキアは近隣の国々と高速道路でつながっていて、スロバキア(首都のブラチスラバ)から車で高速道路を利用して、約15分でオーストリア、約30分でハンガリー、約1時間でチェコに行くことができるというのは旅の拠点として活躍しそうです。

スロバキアは独自の強みを伸ばした魅力的な国!

「チェコの片割れ」とも呼ばれてきたスロバキア。私自身、チェコは知っていてもスロバキアについてはほとんど知りませんでしたが、今回調べてみることでスロバキアが独自の強みを生かして成長していることに魅力を感じました。ステキな中欧の旅の拠点としても注目していきたいですね!

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