まるで氷上のスーパーマン、スケルトン|翻訳会社ブログ

ピョンチャンオリンピック競技:スケルトンについて

まるで氷上のスーパーマン、スケルトン

こんにちは。アークコミュニケーションズで翻訳事業を担当している芳森です。

以前のブログで、ボブスレーやリュージュについて解説しました。 「下町ボブスレー」で日本人にも有名になったボブスレー、いまだ耳慣れないリュージュ、そして今回の「スケルトン」という競技もリュージュ同様、日本人にとってはマイナーな競技かもしれません。いずれもソリを使って氷のコースを滑り降りる競技ということに変わりはありません。

でも実は、スケルトンは欧米で盛んに行われているウィンタースポーツであり、年間約8戦行われるワールドカップと世界選手権のすべてに日本チームも参加しているのはご存知でしょうか?

今回はそんなスケルトンという競技についてご紹介します。

時速140kmで過ぎ去るコースが目の前10cmに

スケルトンとは、リュージュと兼用の、氷で作られた全長1.3~1.5kmに及ぶコースを鉄製のソリで滑り降り、そのタイムを競う競技です。

リュージュと違うのは、頭を進行方向に向けうつ伏せの状態でソリに乗るところです(リュージュは、足を前にして仰向けになって乗ります)。だから、選手の姿はまるで空飛ぶスーパーマンのよう。最高時速は120〜140㎞/hにも達し、ヘルメットのシールド越しわずか10cmほど先を過ぎ去るコースの恐怖と闘う競技ともいえます。

ソリの搭乗人数は、ボブスレーやリュージュと異なり、男女別の1人乗りのみとなります(ボブスレーは最多で4人乗り、リュージュは最多で2人乗り)。

ほぼ身一つで挑む高速競技

スタートでは、ソリのサドル部分を握り、全速力で押して加速させます。加速が最高潮に達したときに、前方に飛び込むようにして乗り込みます。これは、ソリの大小の違いはありますが、ボブスレーと同じ加速方法です。一方のリュージュは、乗り手が手で氷のコースをかいて加速させるという違いがあります。

選手は重心移動によってソリを操作します。ボブスレーとリュージュも操舵に重心移動を使いますが、それぞれハンドルとクーヘという操舵のための補助機構も併せて利用します。

タイムの良し悪しは、ほかのソリ競技と同じく、スタートダッシュの速さや、コースのライン取り、空気抵抗の少ない滑走フォーム、用具などによって決まります。オリンピックでは4本滑走し、その合計タイムで順位が決められます。タイムは、100分の1秒まで計測されます(リュージュは1000分の1秒)。

競技の滑走順が早いほど氷の状態が良くタイムに有利に働くため、スタート順を決めるためのシードシステムが採用されています。

名前の由来は英語で「骨組み」

スケルトンはスイスのサンモリッツが発祥の地で、雪上でのソリ遊びから生まれたといわれています。1884年にここでトボガン(Toboggan: 北アメリカの先住民族であるクリー族が使った簡単な作りのソリ)を使った競技が行われ、これがスケルトンの原形と考えられています。

スケルトン(skeleton)とは、「骨格」または「骨組み」を意味する英語で、そのソリの形がランナー(滑走部)とシャーシー(車台)のみの極めてシンプルな骨組みだけであることから、そう呼ばれるようになりました。

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