翻訳発注者心得その5 翻訳会社からのコメントを翻訳物のチェックに活用する|翻訳会社ブログ

翻訳会社アークコミュニケーションズのブログ「翻訳発注者心得その5 翻訳会社からのコメントを翻訳物のチェックに活用する」

翻訳発注者心得その5 翻訳会社からのコメントを翻訳物のチェックに活用する

翻訳会社,品質管理法

前回までのブログでは、翻訳の品質を上げることを目的にした"心得"を3つご紹介し、さらに翻訳の品質以外にお客さまの満足度を上げる要素として「仕上がり」が影響を与えるというお話をしてきました。

翻訳会社に翻訳を依頼する際、出来上がった翻訳物をノーチェックでそのまま使うお客さまもいらっしゃるのですが、お客さまが外部向けに配布する資料の場合は、何らかのチェックや修正を施される場合が多く見受けられます。その際に、お客さまがどこにポイントを置いて翻訳物をチェックすればよいのか、その参考になるものが「翻訳会社からのコメント」です。

    

今回は、そうしたコメントを翻訳物のチェックや修正の際に活用することについてお話しします。

翻訳過程で出た疑問をコメント化

翻訳作業は、まず翻訳会社がアサインした翻訳者が翻訳し、次に翻訳会社外or内にいる「チェッカー」と呼ばれるチェック担当者がその翻訳物を確認する、という段取りで行われます。この際に翻訳者とチェッカーはドキュメント内に「コメント」を挿入してやりとりします。

翻訳者とチェッカーのやりとりは、お客さまに翻訳物をお渡しするまでに全て完了しますから、コメントは基本的に削除されます。しかし、2人の間だけでは解決できない疑問点や、念のためにお客さまにもご確認いただきたい点などがある場合は、「お客さま向けコメント」を残したままで翻訳物をお客さまにお渡しし、ご確認をお願いしています。

多い固有名詞に関するコメント

「お客さま向けコメント」で特に多いものは「固有名詞の翻訳に関するコメント」です。例えば、第2回のブログ「翻訳発注者心得その2 翻訳開始前の準備に手間をさく」の中でも触れたように、人の名前や部署の名称、製品名などの固有名詞は、一つの漢字にさまざまな読み方があったり、当て字を使ったりする場合があります。もし翻訳者や翻訳会社が正しいかどうか確証がもてない場合には、お客さまにお尋ねするコメントを残します。

ほかにも、原文から複数の意味が読み取れる場合や、原文に誤りがある可能性がある場合などにも、一通り翻訳を行った上でお客さまにお聞きするためのコメントを挿入します。

発注者チェックはコメントの確認から

翻訳会社が挿入するコメントは、翻訳の際にどうしても判断しかねる疑問点などについてのみ記してあります。出来上がった翻訳物をチェックする時には、まずはこれらの翻訳会社からのコメントをご確認いただければ、お客さまのチェック作業を軽減できるでしょう。

さらに、「人の名前や部署など読み方が分からなかったものがあればコメントを残してほしい」や「原文の意味の解釈に迷った箇所はコメントを入れてほしい」など、あらかじめコメントを入れて欲しい事柄について、お客さまの側から翻訳会社に希望を出していただくことも可能です。その際はあらかじめ翻訳会社のプロジェクトマネージャーに話をしていただくのが良いと思います。

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