プレインイングリッシュ
アークコミュニケーションズでは、日英翻訳や多言語翻訳の際に「プレインイングリッシュ」という種類の英語を活用することをおすすめしています。プレインイングリッシュをうまく活用することで、高品質な翻訳を実現します。
◆プレインイングリッシュとは
プレインイングリッシュとは、その名のとおり「誰にでもわかる平易な英語」のことです。もともとは英国や米国で「様々な人に伝わるように」という目的で、政府の文書などで使われ始めたものですが、今では「英語を母国語としない人々にも正しく伝わる英語」といった具合に、その定義は広くなっています。
プレインイングリッシュは概念であるため統一されたルールはありませんが、ビジネスの世界では「米国証券取引委員会(SEC)」が発行している「A Plain English Handbook」というルールブックが広く使われています。これはSECの開示書類のガイドラインですが、民間企業が業務に用いる書類や顧客向けの説明資料、あるいはWebサイトやEmailでの文面に至るまで、様々なドキュメントに応用できます。
◆プレインイングリッシュの使い方
プレインイングリッシュの具体的な使い方について、SECの「A Plain English Handbook」を参考にいくつか見ていきましょう。
■Omit superfluous words:冗長な表現はやめよ(P.25)
「A Plain English Handbook」では、「冗長な言葉遣いは少ない単語に置き換えよ」とされており、以下のとおり書き換えの例が示されています。
- in order to⇒ to
- in the event that⇒ if
- subsequent to⇒ after
- prior to⇒ before
- despite the fact that⇒ although
- because of the fact that⇒ because, since
- in light of⇒ because, since
- owing to the fact that⇒ because, since
もう一つ、使い方の例をご紹介しましょう。
■Find hidden verbs:隠れた動詞を見つけよ(P.21)
こちらは「名詞化している動詞はきちんと動詞に書き換えよ」というルールです。
- We made an application…⇒ We applied…
- We made a determination…⇒ We determined…
- We will make a distribution…⇒ We will distribute…
日本語で表現するならば、例えば「決意をする」を「決める」と書き換えるイメージです。
他にも、「A Plain English Handbook」では「Write in the “positive”(肯定形で述べよ)」「Use short sentences(文は短くせよ)」などのルールが提示されています。
◆プレインイングリッシュを翻訳に活用することのメリット
ここまでご紹介してきたようなプレインイングリッシュの使い方は、「分かりやすくすること」や「意図を明確にすること」を目的に考え出されたものです。このようにして、文章としての見栄えは考慮せず、読み手にとってシンプルで間違いなく理解できることが、プレインイングリッシュの重要なポイントです。
特に多言語翻訳の際には、日本語から多言語へと展開する際にプレインイングリッシュを介することで、言語間の意味やニュアンスのブレを少なくできるなどのメリットがあります。
アークコミュニケーションズではプレインイングリッシュを活用したウェブサイトの多言語翻訳の実績もあります。多言語翻訳はもちろんのこと、翻訳についてお困りでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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プレインイングリッシュの事例・実績
アークコミュニケーションズには、プレインイングリッシュを活用した翻訳の実績が多くあります。
プレインイングリッシュを活用した国別コーポレートウェブサイトの翻訳事例に関する対談記事も合わせてご参照ください。
翻訳のプロセスについて
一次翻訳から納品までの翻訳プロセスは、こちらのとおりです。
(1)一次翻訳:弊社のトライアルに合格したネイティブ翻訳者が翻訳します
(2)翻訳チェック:一次翻訳とは別の翻訳者が全文を突き合わせてチェックします
(3)翻訳見直し:翻訳チェックに基づき一次翻訳者が翻訳を全て見直します
(4)最終チェック:品質保証部門やプロジェクトマネージャーが翻訳品質の検証作業を行います
(5)納品
翻訳プロセスの詳細については、こちらをご参照ください。
料金について
料金は、原文の文字数/ワード数に基づき決まります。
文字数・ワード数のボリュームが多い場合には「ボリュームディスカウント」を適用いたします。なお、ミニマムチャージ(最低料金)を¥10,000とさせていただきます。
お急ぎでの納品を希望される場合や、DTP作業(レイアウト調整)が必要な場合は、別途料金を頂戴いたします。
詳しくは翻訳料金表をダウンロードしてご確認ください。
お見積り、トライアル翻訳は「無料」
お見積りは無料です。
原稿が完成している場合には、お送りいただいた原稿ファイルを基に、原則、2営業日以内に費用や納期などをご提案させていただきます。原稿が作成中の場合は、完成後の想定分量(ファイル形式、ページ数など)を基にご提案いたします。
また、「お試し」で翻訳品質をご確認いただけるトライアル翻訳も無料で承っています。ぜひ一度、アークコミュニケーションズの高品質な翻訳を、その目でお確かめください。
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