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バイリンガルじゃなくてもデキる翻訳英語検収 指南その8ページ

翻訳文の簡単チェック法 指南その8

本文チェック(2) 違和感からディテールへ

A社の海外営業部で営業事務を担当している竹田です。ここ数カ月で「誰でもできる」英訳チェックの初級レベルについて教わってきましたが、前々回からいよいよ中級レベルに突入しました。前回は、翻訳文を一気読みすることで、文章の全体的な品質や大意に問題がないかチェックする方法を学びました。今回は、その全体チェックを通じて、「違和感」という言葉をキーワードにディテールのチェックに踏み込んで行きたいと思います。

なにやら、ハイレベルな感じがしてきましたが、あくまで「バイリンガルじゃなくてもできる英訳チェック」ですから、優しく、お手柔らかによろしくお願いしますよっ!

    
ディテールにこだわらなくても文章の意図は通じる

宮本:前回、翻訳文(英文)全体を一気通貫で読んでもらい、その上で文章の主旨がおかしくないか確認してもらったよね。そしてその後、原文となった日本文を読んでもらったけど、どうだった?

         

竹田:はい、全体の意図をくみ取るように意識しながら一気読みさせてもらったけど、思ったよりスラスラと読めた気がします。「ディテールにこだわらない」というアドバイスが効いた感じですね。あえて意味の分からない単語などは読み飛ばしましたが、案外、文章全体の意味は通じるもんです。

宮本:でしょ? それで日本語原文との比較という点ではどうだった?

竹田:特に大きな問題はありませんでした。日本語の意図通り、キレイに翻訳されている英文と思いました。わたしなんかのレベルで「キレイな翻訳」って言える立場にはないんですけど……。

宮本:いやいや、そんなことはないよ。竹田さんみたいな、英語や翻訳の専門家じゃない人が「キレイ」と感じるのは、やはり翻訳文自体が自然に仕上がってる証拠だと思うよ。

    
違和感から気づく誤訳
    

宮本:今回は「残念ながら」翻訳に大きな問題は無かったみたいだけど、誤訳や単語の選択に問題があると、読んでいる最中に「あれ?」と引っかかる場合があるんだ。竹田さんは、今の部署にいてそれなりにキャリアを積み上げてきたから分かると思うけど、比較的専門的な言葉――業界用語や社内用語――の翻訳・選択が間違っていると、それが「違和感」として残る。「あれ? こういうシチュエーションでこういう言葉を使ったっけ?」という感じだね。

竹田:あ、実はそれ、ありました! 先ほど「特に大きな問題はない」と言ったけど、1~2カ所赤字を入れた部分はあったんです。あとで原文を読んで分かったんですが、社内用語として使われている言葉が直訳されていて、世間一般に使われる単語の意味とズレがあったので、直しました。

宮本:さすがだね! 竹田さんはもう十分、社内では英文チェッカーとして通用するよ! 要はそういうことなんだ。そうやって「違和感」を感じることが修正に通じる。 そういうディテールの部分もそうだけど、たまにあるのが大きな主旨のズレ。原因は意外と単純な「not」の入れ忘れというケースが多い。これだけで180度意味が違っちゃうからね。大雑把に読んでいても、さすがにこれは分かる。これもアラートとして浮かんでくるのは「違和感」なんだ。文の流れの中で気づくときもあるけど、英文のあとに日本語原文を読んだ時に明らかになる場合が多い。だから、原文は英文を読み終わったあと間髪入れずに読む方がいい。英文の主旨を忘れる前にね。

竹田:分かりました! なんか本格的にチェックしている実感が湧いてきて、やる気が出てきました。早く次の案件、来ないかな?

宮本:まあまあ、そう焦らずに(笑)。

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