こんにちは。
アークコミュニケーションズ Web&クロスメディア事業部です。
最近よく耳にする「統合報告書」。
実は企業価値を高める大切なツールとして注目されています。
今回は、統合報告書の基礎と効果的な作り方のヒントをまとめました。
統合報告書とは?
近年、企業の評価軸は財務面だけでなく、持続的な成長や社会課題への対応といった非財務面にも広がっています。
そうした背景のもと、財務情報と非財務情報(ESG・サステナビリティ・経営戦略など)を一体的に発信するツールが「統合報告書」です。
統合報告書は、投資家やステークホルダーへのアピールに加え、経営方針や課題を整理することで、社内の一体感や戦略理解を深める効果も期待できます。
主な制作の手順
1. 方針・メッセージの整理
2. 必要なデータや事例の収集
3. 原稿の作成・編集
4. デザイン・レイアウト制作
5. 開示準備
統合報告書の制作には半年以上かかることも珍しくありません。内容が広範で、経営層や各部門との調整も必要となるため、時間と労力を要します。
制作のポイント
発行目的・対象読者の明確化
誰に何を伝え、どのような行動を促したいのかを設定することが出発点です。
(例:投資家に対してESG投資を促したい、顧客に商品の信頼性を訴求したい)
目的を明確にすることで、構成や重点ポイントが定まります。
競合他社の報告書分析・ベンチマーク
同業他社や先進企業の統合報告書を調べることで情報開示の深さや工夫を把握できます。
これにより、自社の強みや不足点が見え、効果的な戦略を立てやすくなります。
全体方針を踏まえた構成づくり
優先順位をつけ、どのトーンでまとめるのかを明確にしたうえで、章立てやストーリーを策定しましょう。
プロに頼むのもひとつの手
統合報告書は、単なる情報の寄せ集めではなく、企業のブランディングからデザインまで、考えるべきことは多岐にわたります。ワークフローを見直し、効率的な制作体制をつくる工夫が重要です。
また、日本語版と同時に英語版を発行することで、グローバルな発信力を高められます。
初めての作成や、社内リソースが不足している場合には、制作会社やコンサルタントに依頼するのも有効です。
アークコミュニケーションズはWebサイトに限らず、会社案内パンフレットや広報誌も多く手がけています。ブランディングを意識したライティング、紙面デザイン、翻訳チームとの連携を通じて、貴社のビジネスを加速させます。
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