最後まで気の抜けない ノルディック複合|翻訳会社ブログ

ピョンチャンオリンピック競技:ノルディック複合について

最後まで気の抜けない ノルディック複合

こんにちは。アークコミュニケーションズで翻訳事業を担当している芳森です。

今回はノルディックスキーの総合競技となるノルディック複合について書きたいと思います。

日本代表は1994年のリレハンメルオリンピック以来、しばらくオリンピックの表彰台から遠ざかっていましたが、近年、渡部暁斗選手の活躍が注目され、競技種目に対する一般の認知も再び広まってきています。今回のピョンチャンオリンピックでも渡部選手は、ソチオリンピックに続き見事2大会連続で銀メダルを獲得。それも肋骨を折りながらの参戦という強者ぶりを世間に見せつけました。

ジャンプの得点差でクロスカントリーをスタート

ノルディック複合はクロスカントリーとジャンプを組み合わせた種目で、オリンピックやワールドカップでは、最初にジャンプ、次にクロスカントリーの順で競技が行われます(これをグンダーセン方式と言います)。ジャンプの飛距離とフォームの合計点から計算される時間差をつけて、選手は順次クロスカントリーのスタートを切ります。

ジャンプの点数とクロスカントリーのスタート時間差の変換は、個人戦で15ポイント=1分、チームスプリント(2人制)で30ポイント=1分、と対戦形式によって異なります。ちなみに団体戦は4人1チームで、それぞれのジャンプの合計点をスタートの時間差に反映し、クロスカントリーではリレー形式で争います。

この種目の決め手はまさに総合力。ジャンプの点数が良くてもクロスカントリーで失敗すれば逆転される可能性もあり、選手も観客も最後まで気を抜けません。ノルディック複合の根強い人気の理由の一つは、後半に待ち受けるどんでん返しと言えるでしょう。

唯一、女子種目がない競技

男子ノルディック複合がオリンピック種目になったのは1924年のシャモニー大会からですが、それから94年を経過した現在に至るまで、女子選手が参加できる種目はノルディック複合競技にありません。現在では、ノルディック複合はオリンピックで唯一、女性が参加できない種目となっています。

意外かもしれませんが、ほとんどの競技に男女とも参加できるようになったのは、つい最近のことなのです。ここ20年以内の女子種目の採用から見ても、アイスホッケー(1998年)、ボブスレー(2002年)、スキージャンプ(2014年)と、いずれも女子選手が活躍しているイメージのものばかり。ノルディック複合に女性が参加できるようになるのは、もう時間の問題でしょう。

ビンディング? バインディング?

ノルディックスキーで使われるビンディングはアルペンスキーと違って、スキー靴のつま先だけがスキー板に固定される構造を採っています。これは、スピードよりも「歩きやすさ」「飛びやすさ」を追求した結果といえるでしょう。そのビンディングですが、スノーボードを楽しんでいらっしゃる方で疑問に感じた方はいませんでしょうか? なぜかスノーボードの世界では、「ビンディング」ではなく「バインディング」と呼ばれることが多いのです。

もともと「ビンディング」という呼び名は、英語の「binding(バインディング)」とドイツ語の「Bindung(ビィンドゥンク)」が混同されて使われたもの。以来、習慣的に使われてきたので、スキーの世界では「ビンディング」という読み方が当たり前になっています。一方、アメリカで盛んになった経緯も含めて、スノーボード界では英語発音の「バインディング」という呼び方が定着しています。日本のスポーツ団体JSBA(日本スノーボード協会)でも「バインディング」という表記を正式採用しているくらいです。

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