対談記事

2015年7月

社外取締役に聞く!アークコミュニケーションズの10年と未来

この6月に東京証券取引所が適用を始めた「企業統治指針」において、東証一部または二部の上場企業は原則として2名以上の社外取締役を置くことが指導されます。アークコミュニケーションズ(以下、アーク)では2005年の創業当時から、時代に先駆けて社外取締役を設置しています。
今回は10周年を記念し、このような中小企業における社外取締役の役割と果たしてきた機能について10年を振り返り、さらにアークの未来について、社外取締役と代表取締役の4人での座談会の内容をお届けいたします。

左より松崎、間瀬、大里、新堀

プロフィール
間瀬 陽子 国際基督教大学卒、ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院にてMBA取得、元ベイン・アンド・カンパニー勤務、2005年アークコミュニケーションズ社外取締役就任
新堀 進 慶應義塾大学卒、株式会社プロシードワン代表取締役、2009年アークコミュニケーションズ社外取締役就任
松崎 均 東京大学卒、シカゴ大学経営大学院にてMBA取得、外資系金融機関勤務、2014年アークコミュニケーションズ社外取締役就任
大里 真理子 株式会社アークコミュニケーションズ代表取締役

大里の第一印象と社外取締役を引き受けた経緯

大里:お陰さまで、無事に10周年を迎えることができ、感慨深いものがあります。

松崎:私は就任半年の新人ですが、10周年を無事に迎えられた秘訣は何だと思いますか?

大里:お客様に恵まれたこと。翻訳者、派遣スタッフ、SOHO、ベンダーなど、パートナーの方々に恵まれたこと。社員に恵まれたこと。色々な方がわたしたちアークに、厳しいご意見も含め、率直なフィードバックをくださり、育てて下さったことを感謝しています。社外取締役の皆さまにも随分鍛えていただきました。

新堀:そもそも、なぜ創業時から社外取締役をおこうと思ったのですか?

大里:理由は3つありました。まず、オーナー社長は必ず暴走する(笑)。そのお目付け役が欲しかったこと。2つめは、一人で孤独に判断しなければいけないときの相談相手がほしい。3つめは、小さな組織ですので外部からの新鮮な風が必要だろうと考えたからです。

間瀬:社外取締役に対して期待していることはかなり明快だったのですね。

大里:皆さまの方こそ、大里のことをどう捉え、どういう気持ちで引き受けて下さったのでしょうか?

間瀬:大里さんとは、2001年にケロッグの日本同窓会で知り合いました。キラキラと明るく輝く存在に、先輩として憧れも感じていました。2005年、アークの創業当初に社外取締役の相談を受けたときは、私自身もベンチャー立ち上げを準備しているときで、学べることも多そうだ、と直感しました。以来、後輩として言いたい放題、発言させていただいています。

新堀:大里さんにお会いしたとき、社長業をしながらスキーオリエンテーリングの競技に出るなんて、なんて活動的な人だろう、と感心したのを覚えています。就任前の年に、毎月2回、ご自宅にお電話で大里さんの個人的なコーチングをして、考え方を整理するお手伝いをしていました。その延長から社外取締役という話が出たと記憶しています。

松崎:大里さんの第一印象は、「大きなよく通る声で臆せず話す人」。そして、「ほどよく図々しく、年齢不詳!」(笑)。常に元気でエネルギッシュな人と感じてきましたが、「理論派」であることに遅ればせながら気がつきました。私の勤務先にも外部のアドバイザーがおり、どうすれば会社と外部アドバイザーとの間で有意義なコミュニケーションが図れるのかについて興味を持っていたところでした。また、外部からのガバナンスの監視がどう企業の業績アップにつなげられるのかが時代の関心ともなっており、自分がそこに参画できることに意義を感じて、お引き受けしました。

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