
韓国語は、大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の公用語です。朝鮮半島以外では、中国やロシアのサハリン州、ウズベキスタン共和国、カザフスタン共和国などにもコリアタウンがあり、世界で約7,500万人の話者がいるといわれています。
韓国語を表記する文字は「ハングル」と呼びます。ハングルが誕生する以前は漢字が使われていましたが、15世紀半ばに誰でも分かる文字としてハングルが生みだされ、現在ではほとんどハングルのみで記載されるようになりました。漢字が使われる場面は、新聞の見出しや専門用語、学術用語など限定的となっています。
ハングルは、10の母音、19の子音、11の複合母音の組み合わせで構成されており、仕組みが分かれば比較的簡単に読めるようになります。また、韓国語と日本語は、基本的な語順や、目上の人に敬語を使うという文化が似ているため、日本人にとっては対応しやすい言語と言えるでしょう。