代表挨拶

2017年1月

翻訳者との忘年会

昨年末に、日ごろの感謝の気持ちと交流を兼ねて、翻訳者の方々と忘年会を開きました。

翻訳者との仕事のやりとりはだいたいメールや電話が中心になりますが、それでもface to faceでコミュニケーションをとれる機会を大事に考えています。
「たまたま東京に用があったので」と弊社にお寄りくださる翻訳者とお目にかかれる時は、大変嬉しく思います。

普段お顔を合わせることがない分、フィードバックをできるだけこまめに届ける努力もしています。
お客さまの声、チェッカーの声、そして私たちの声も。
ある意味、「うざい」翻訳会社かもしれません。

そんな中、日々の忙しさにまぎれ、ふと「最近、翻訳者の方とお顔を合わせることが少ないなぁ」と気付き、突如、忘年会を開くことにしたのです。

実は「忘年会」という言葉に高い反応を示してくださったのは、Non-Japaneseの翻訳者の方が多かったかもしれません。
交流そのものに関心を示してくださったのはもちろんだと思いますが、どうやら、忘年会という日本独特の文化を体験することに動機がおありの方も多かったようです(笑)
確かに「忘年会」って、何とも言えない素敵な響きの言葉です。year end partyという訳語では表しきれません。

忘年会の自己紹介の場では、「好きなものは、家族・趣味の野球・そしてアークコミュニケーションズです」とおっしゃってくださった翻訳者がいらっしゃり、関係者一同、胸にじ~んときました。
私たちも普段、翻訳者の方々に感じている感謝と愛情をちゃんと表明しなければいけないと、再び反省した次第です。

さて、アークコミュニケーションズでは、創業以来、その年にご活躍いただいた翻訳者にTranslator of the Yearをお贈りし続け、今回が11回目となりました。 選考の際には、この1年を通してすべての翻訳者にお願いした仕事を振り返ります。
そして大変だったプロジェクトを思い起こすと、共に乗り越えた翻訳者はもちろんのこと、そこで結ばれたお客さまとの絆の再確認にもなっています。

それでは、2017年が皆さまにとっても素晴らしい年でありますように。


代表取締役 大里真理子