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氷上のF1、ボブスレー

2017-11-28 10:44
氷上のF1、ボブスレー

こんにちは。アークコミュニケーションズで翻訳事業を担当している芳森です。

今回は、以前、国内でも「下町ボブスレー」というプロジェクトで大いに注目を集めた「氷上のF1」こと、ボブスレー競技について紹介したいと思います。

ソリの名前が競技名に

「ボブスレー」とは、前方にハンドル、後方にブレーキが備えられた鋼鉄製のソリのことで、そのソリの名前がそのまま競技名になった競技です。

競技は、180kgほどあるソリを静止した状態から押しながら加速させることでスタートします。ソリがスピードに乗ったら、押していた選手は素早くソリに飛び乗ります。「パイロット」と呼ばれる前方に乗った選手が舵を取り、「ブレーカー」と呼ばれる後方に位置する選手は、ゴールが過ぎたのちにブレーキをかける役割を果たします。

このボブスレーは、時速100kmを超える速度や、カーブの際に大きな遠心力が選手にかかることなどから、「氷上のF1」とも称されています。

富裕層のレジャーからメジャースポーツへ

ボブスレー競技は、19世紀のスイスで操舵可能なソリが開発され、それがスポーツに利用されるようになって登場した競技です。当初のコースは、自然の坂を生かしたものがほとんどでした。時代を下ると人工的に整備されたコースが現れ、現在の国際大会ではそうした人工コースの利用が一般的になっています。

1924年の第1回冬季オリンピックから正式種目として採用されており、その意味では「歴史あるスポーツ」と言っていいでしょう。

もっとも初期のボブスレーはおもにレジャー用途に使われ、アルペン地方に遊びに来た富裕層が楽しむためのものでした。しかし、少しでも速く滑りたいという欲求から、次第にスタート時のスプリントや操作のバランス能力などに高い運動能力が求められるようになり、やがてスポーツとしての側面も持つようになりました。

はじめはアルペン地方の限られた国々しか行っていなかった競技が徐々に世界に広まっていき、1990年代には女子ボブスレーもオリンピック正式種目になりました。国内でもドラマやマンガで取り上げられるなど注目を集め、現在ではすっかりメジャーな冬季スポーツとなっています。

話題になった「下町ボブスレー」

ボブスレーの記録向上のためには、空気抵抗の少ない、スピードの出るソリの開発が重要になります。競技向けボブスレーの開発には、BMWやフェラーリなどF1開発の経験を持つ世界のコンストラクターが力を注いでいます。そうした中、日本の東京・大田区にある小さな町工場が中心となってソリを開発するプロジェクト「下町ボブスレー」が注目を集めました。

下町ボブスレーとは、2012年に始まったプロジェクトで、大田区の町工場が誇るモノづくりの力を使って世界に通用するソリを作ろうというものです。工場だけでなく、多くの企業や大学が参画しています。

残念ながら、前回のソチオリンピックでは採用されなかった下町ボブスレーですが、改良に改良を重ねた結果、2016年1月にジャマイカボブスレー連盟による採用が決定しました。ピョンチャンオリンピックでは、日本代表チームの活躍に加え、下町ボブスレーの活躍も非常に楽しみになります。

「揺れながら走らせるソリ」

ボブスレーの語源は、「揺れる、はねる」といった意味を表す動詞の「bob」と、「ソリ」を意味する「sleigh」を組み合わせた言葉だと言われています。

スタート時にソリを押して加速させる選手たちが前後に揺れながら走るさまと、彼らが乗り込むソリを合わせて「bobsleigh」となったそうです。

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