実は日本は先進国、ショートトラック|翻訳会社ブログ

ピョンチャンオリンピック競技:ショートトラックについて

実は日本は先進国、ショートトラック

こんにちは。アークコミュニケーションズで翻訳事業を担当している芳森です。

皆さんは、ショートトラック(ショートトラックスピードスケート)とスピードスケートの違いってお分かりになりますか?「コースの長さが違う」と答えられた方、正解です。でも、それ以外にもいろいろな違いがあるんです。

今日は、そんな「知ってるようで知らない」ショートトラック競技についてご説明します。

コースも装備もスピードスケートと違う

ショートトラックとスピードスケートには、ハッキリとした違いがいくつかあります。まず、冒頭で触れたコースの長さ。スピードスケートは1周が400mなのに対し、ショートトラックは111.12mです。つまり、1周がスピードスケートの1/4程度しかありません。

コースの使い方も、スピードスケートが2レーンを使って選手が内と外に交互に入れ替わりながら滑走するのに対して、ショートトラックには1レーンしかありません。競技結果については、スピードスケートがタイムを競うのに対し、ショートトラックでは順位を競うことになります。

また、競技用の靴の構造が違います。ショートトラック向けの靴は、スピードスケート用にある、蹴り出したあとに靴とブレード(刃)のかかと部分が外れるような「スラップ構造」がありません。これは転倒が多いショートトラック競技の安全対策のためです。また、靴が高い位置にあるのもショートトラック用の特徴。これは、スピードスケートよりもバンク角(滑走中、選手が遠心力に抗ってコースの中心方向に傾く角度のこと)が大きい(より倒れ込む)ために、靴がコースに接触しない対策となります。

日本はショートトラック先進国

ショートトラックは、1900年代初頭に、長距離のコースが少なく屋内でスピード競技が発展した北米にそのルーツがあるという説や、イギリスの屋内スケートリンクで実施された競技から派生した説など、諸説あります。ショートトラックが公式競技として実施されたのは、1976年とだいぶ時代を下ってからのこと。冬季オリンピックでは、1988年のカルガリー大会で試験的に競技が行われ、次のアルベールビル大会(1992年)から公式種目になりました。

一方、日本では、終戦から10年も経たない1954年に、すでに全国規模の大会が開かれていました。その意味で、日本はショートトラック先進国といえそうです。

「truck」ではなく「track」

ショートトラックという競技名は、英語で「short track speed skating」といいます。「トラック」というと日本人はついクルマのトラックを思い出しがちですが、競技名に付く「トラック」はスペルも意味も違います。

競技名のスペルは「track」。一般的に、轍(わだち)や小道、競技場のトラック、CDなどの録音単位など、一続きで一周できるイメージのものを指して言います。一方、わたしたち日本人がすぐに思いつくクルマの「トラック」のスペルは「truck」です。示す意味はそれぞれ異なりますが、どちらも「移動」に関連する言葉なのは興味深い話です。

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