マルチリンガルの国オランダとオランダ語について調べてみました│翻訳会社ブログ

ヨーロッパの拠点として選ばれるマルチリンガルの国オランダの言葉

マルチリンガルの国オランダとオランダ語について調べてみました

オランダ語の翻訳

グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。

私は、オランダというと、チューリップと風車のある風景や、様々なスポーツ選手を思い浮かべます。それに、日本が鎖国時代においても交流を続けた唯一の国がオランダだったということも学校で習った記憶が......。しかし、現在のオランダについてはあまり知りません。そこで、今回は現在のオランダやオランダ語について調べてみました。

オランダがヨーロッパの拠点として選ばれる理由

地図で確認すると、オランダはヨーロッパ北西部に位置し、東にはドイツ、南にはベルギーがあり、北側と西側は北海に面しています。この地理的な位置関係もあって、古くからオランダは「欧州の表玄関」と呼ばれているそうです。そこで、オランダが欧州の拠点として選ばれる理由をまとめてみたいと思います。

オランダ経済省企業誘致局のWebサイトによると、オランダは長きにわたり、世界的に最も経済開放の進んだ国として認められているそうです。現在ではヨーロッパに進出したアジア企業やアメリカ企業の半数以上が、オランダに拠点を置いているそうです。オランダがヨーロッパの拠点として選ばれる多数の理由のなかから、ここでは2つ紹介したいと思います。

1.オランダ法人税率が、企業にとって有利な25%である。

ちなみに、隣国のドイツは30~33%、イギリスは28%、フランスは33.33%だそうです。古くから貿易国として栄えてきたオランダは、起業や海外からの進出や投資を促すために、有利な税制を整えているということだそうです。

2.赴任者のための所得税軽減(30%ルーリング)がある。

高度な技術を持つ外国人従業員には、「30%ルーリング」と呼ばれる、個人所得税の減免措置が適用されるそうです。これは、雇用者の人件費に大きなメリットをもたらすので、海外企業がグローバルな人材を確保するのに大きな助けとなるとのことです。

オランダのお役立ち情報

オランダ語情報

オランダ語は、インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派西ゲルマン語群に属し、オランダではもちろん、ベルギーでも公用語として使用されているようです。スペインのスペイン語と南米のスペイン語、またはポルトガルのポルトガル語とブラジルのポルトガル語に違いがあるように、オランダのオランダ語とベルギーのオランダ語は似ていて異なるもののようなので、翻訳の際に注意しなければいけません。ベルギーで話されるオランダ語は「フラマン語」とも呼ばれるそうで、隣国であるフランス語から借用された語彙が多いようです。一方で、オランダで話されるオランダ語は英語からの借用語が多く、英語をそのまま利用していることも多い、ということがわかりました。

鎖国時代からオランダと交流をしていた日本にも、オランダ語に由来している日本語が多数存在します。

  • ontembaar(オンテムバール)→おてんば(元は飼い慣らすことが難しい、手に負えないという意味)
  • Jantje(ヤンチェ)→やんちゃ(元は一般的な男の子の名前)
  • rugzak(リュッフザック)→リュックサック
  • ransel(ランセル)→ランドセル(元は兵士の背のうの意味)

オランダは、ヨーロッパのなかでもマルチリンガルが多く存在する国だそうです。英語のほかにフランス語やドイツ語などひとりの人が何か国語も話すことも珍しくないようで、特に英語はとても多くの人が話すとのことです。外務省のWebサイトによれば、オランダ人にとってはマルチリンガルがあたりまえなので、例えば、日本人とオランダ人が英語で話しているときに、日本人が会話にオランダ語の単語を混ぜた瞬間、その後の会話がオランダ語になってしまうこともあるとか。かなりの割合で英語が使えるというのはビジネス的な利点といえるのでしょう。しかし、正式書面ではオランダ語が必須となると考えられます。

ビジネス・コミュニケーション情報

オランダでのビジネスにあたり、日本人が気を付けたいポイントを見つけました。オランダ人は、家族をとても大切にし、家族との食事のために、夕方の比較的早めの時間帯には帰宅するのが普通のようです。日本人は、残業はあたりまえ、と思いがちですが、オランダ人の生活リズムを尊重するとともに、夕方のビジネスは早めに切り上げるよう心がけたほうが良さそうですね。また、オランダ人はとにかくディスカッション好きという傾向があるそうで、話し合いの場ではとにかく発言することが重要らしいです。言葉がわからないから......とちゅうちょしていては、その存在すら認められない、ということです。正直、私の苦手とするところですが、オランダで少しの間過ごしたら無理やりにでも鍛えられるのかもしれませんね。

世界に対して開かれたオランダの魅力

これまでの私にとってオランダは、チューリップや有名アスリートのイメージばかりが先行していました。しかし、今回調べてみたことで、古くからの貿易国としての伝統を受け継ぐべく、海外からの企業の受け入れに対して積極的に制度を整えているというオランダの魅力を知りました。オランダ語翻訳に携わるときが来たら、しっかり対応していきたいと思います。

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