フランスの国花「フルール・ド・リス」は神聖な雰囲気を感じるアイリス│翻訳会社ブログ

フランスの国花「フルール・ド・リス」は神聖な雰囲気を感じるアイリス

フランスの国花「フルール・ド・リス」は神聖な雰囲気を感じるアイリス

フランスの国花フルールドリス

他業界から転職してきた駆け出しのユッチです。翻訳業界は初めてなので学ぶことばかりですが、先輩にいろいろと教えてもらいながら勉強しています。

熱帯植物園に遊びに行った際、アメリカシャガというアイリスに目を引かれました。花びらの内側が丸まっているという独特の形状は、日本のアヤメとよく似ていますが、色が違うだけで随分と印象が違います。植物園のガイドパネルによると、世界には何種類ものアイリスがあるとのこと。また、西洋での呼び名の由来は、ギリシャ神話や聖書にまでたどりつくのだとか。フランスの国花としても知られるアイリスについて調べてみました。

西洋文化の代表的な花「アイリス」

フランスの国花はアイリス

アイリスは、アヤメ科アヤメ属の総称だそうです。世界中で生育し、世界に200種類、日本にも10種類ほどが確認できるのだとか。共通する特徴は、花びらが内側と外側にそれぞれ3枚あることで、色や形にバリエーションがあるそうです。

ギリシャとキリスト教文化に根ざしたアイリス

アイリスという名称は、ギリシャ神話の女神「イリス(虹)」にちなんだものだそうです。主神ゼウスに見初められ、困った侍女のイリスが、ゼウスの妻ヘラに相談し、その姿を虹に変えてもらったのだとか。その後、天上と地上を結ぶメッセンジャーになったために、アイリスの花も「使者」や「メッセージ」といった意味を持つことになったようです。

また、キリスト教文化では、アイリスは聖母マリアの象徴とされることもあるのだそうです。3枚の花びらはキリスト教の「三位一体」を表すそうで、西洋全体では「王」や「神の加護」の意味を持つ花でもあるとのことです。

アイリスがフランスの国花になった理由

フランスで広く愛されてきた花、アイリス

アイリスがフランスの国花になった理由のひとつは、フランス国民に伝統的に愛されてきたことだそう。アイリスは、フランスの大地に豊かに咲き乱れ、フランス人にとって、「国民愛」と「愛国心」の意味を持つのだとか。

正式にアイリスを国花にしたのは、13世紀中ごろの国王ルイ12世。意匠化された「フルール・ド・リス」は、フランスが共和制に変わるまで、フランスの国旗や紋章として使われていたようです。王政時の紋章にデザインされていた3枚の花びらはそれぞれ「知恵」、「信頼」、「騎士道精神」を表していたようです。

フランスの起源の象徴とする逸話も!?

アイリスがフランスの起源と関わっていることを示すエピソードをふたつ見つけました。マグダラのマリアとイエスの子孫と、5世紀中ごろに王位に就いたフランク族のメロヴェウス2世とが、いつの間にか同一視され、その象徴がアイリスだったという説があるそう。また、6世紀初めに、クロヴィス王が戦争のために川を渡ろうとしたとき、勝利の象徴として野に咲く一輪の黄色いアイリスを兜につけたというエピソードもあるのだとか。なお、アイリスは、フランス王の名前によく使われる「Louis(ルイ)」の起源ともいわれているそうです。フランス語の「fleur-de-lys」とは、英語で言うところの「Flower of Loys」という意味だそうで、この「Loys」が、「Louis(ルイ)」ということのようです。

まとめ

フランスの国花アイリスは、その起源をたどると、伝説や神話と深く関係していて、フランスのみならず西洋文化の象徴とも言える存在なのだと思いました。花の持つ意味も非常に多く、調べれば調べるほど、歴史と伝説の中間にあるようなエピソードが多くて、心が躍りました! とても美しいアイリスは魅力がいっぱいですね!

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