日本との深い交流も! 春は桜が咲き乱れるアメリカの首都・ワシントンD.C.|翻訳会社ブログ

アメリカの州:ワシントンD.C.について

日本との深い交流も! 春は桜が咲き乱れるアメリカの首都・ワシントンD.C.

ワシントンD.C.,Kantei

こんにちは、次のアメリカ旅行では首都のワシントンD.C.に行きたいナホです。

世界的に有名なこの街は、実は日本との交流が深いことでも知られる場所。毎年春には日本から桜を寄贈された記念のお祭りが開催されるほどなんです。

ワシントンD.C.の「D.C.」って何のこと?

ご存じの通り、ワシントンD.C.はアメリカの首都。北部にあるワシントン州とは名前は似ていますがまったくの別物で、混同を避けるために英語では首都のほうを単に「D.C.」と呼ぶことも多いそうです。

「D.C.」とはコロンビア特別区をあらわす英語"District of Columbia"の略称で、アメリカを発見したとされるコロンブスの名にちなんでいます。ワシントンD.C.のみ「州」という呼称で呼ばれないのは、首都でありいずれの州にも属さない、という意味があります。1801年のコロンビア特別区自治法の施行により、地方自治権をもつ特別区となりました。

ワシントンD.C.はアメリカの政治の中心であるほか、メディアの中心地としても大きな影響力を持つ場所。 この地でもっとも歴史のある日刊誌であるワシントン・ポストや地方誌のワシントン・タイムズなどの新聞社、ナショナルジオグラフィックチャンネルやディスカバリー・コミュニケーションズなどのテレビ関係会社など、グローバルな話題の発信を手がけるメディア企業の本社が軒を連ねています。

春の風物詩「全米さくら祭り」では日本文化の紹介も

ワシントンD.C.に春の訪れを告げるイベントとして知られているのが、ポトマック川沿いを中心に行なわれる「全米さくら祭り」。ワシントンD.C.に咲き誇る日本からの桜の寄贈を記念したお祭りで、両国の交流イベントとしても広く知られています。

最初にこの地に桜を持ち込んだのは、当時ナショナル・ジオグラフィック協会の理事をつとめていたエリザ・シドモアという女性。日本への旅行で桜の花の美しさに魅入られた彼女は、帰国後アメリカでも桜の木を植えることを提案。たびたび反対を受けるも提案を続け、1909年には日本から桜の木の寄贈を受けることに成功します。

今ではさくら祭りはすっかりワシントンD.Cに根付き、70万人以上の観光客を集める人気イベントに。ダンスや音楽ライブはもちろん、落語などの講演、着物のファッションショーなども行なわれ、日本の伝統文化が英語で紹介されています。

首都にふさわしい、歴史ある建築物が軒を連ねる

ワシントンD.C.には、幅広い種類の建築物があることでも知られています。2007年にアメリカ建築家協会が選んだ「アメリカ建築傑作選」では、ベスト10のうち過半数を占める6つがワシントンD.C.にある建物だったそう。

アメリカの首都だけあって、ホワイトハウス、ワシントン大聖堂、トマス・ジェファーソン記念館、連邦議会議事堂、リンカーン記念館、ベトナム戦争戦没者慰霊碑と、グローバルにもその名を知られている建築物ばかりです。

中心部から離れた郊外にも歴史的な建築物がたくさんあり、ポトマック川沿いのジョージタウンでは、市内最古の遺構であるオールド・ストーン・ハウスやロマネスク様式とゴシック・リヴァイヴァル建築が融合したジョージタウン大学などが有名です。

建物だけじゃない! ホワイトハウスが持つ意味

アメリカの首都を象徴する建物として最も馴染み深いホワイトハウス。歴史上の事件やサスペンス映画の舞台となることも多いホワイトハウスですが、単に建物を指すだけでなく、大統領を中心とした行政組織の言い換えとしても使用されています。日本でホワイトハウスにあたるものは官邸(総理大臣官邸)で、こちらも内閣を間接的に指示する言葉としてニュース等で使用されています。

ワシントンと言えばアメリカ政府を、霞ヶ関と言えば議会や省庁を喩えているのもお馴染みですね。政府組織を土地や建物で言い表すのは世界共通と言ってもよい現象です。例えばイギリスでも行政を建物が接続する道になぞらえて「ホワイトホール」と、所在地をそのまま使用して首相官邸を、さらに意味を広げてイギリスの首相自身を"10 Downing Street"や" Number 10"と呼んでいます。

"Kantei"が世界標準になる日も?

ホワイトハウスの公式ホームページでは、大統領の発言や国防の方針、経済の状況など、様々な資料を閲覧することができます。政府関係者間のやり取りも公開されており、日時に加えて実施された場所も記載されています。検索欄に"Japan"と入力してみると、首相や財務大臣などの要職者との対談内容を知ることが可能です。そこで気になるのは首相官邸が如何に訳されているのか、ということ。日本人にとっての"White House"はともかく、"Kantei"と聞いてピンと来る英語話者はほとんどいないはずです。

実際に調べてみると、"The Prime Minister's Residence"と直訳したり、翻訳を介さずに"Kantei"もしくは"The Kantei"と記載したりと、英語での正式な表記が定まっていないことが分かります。ホワイトハウスの公式文章に"Kantei"の表記が使われ始めたのは実は21世紀に入ってからで、政府としても"Kantei"の表記を勧めているのだとか。"Kantei"が日本政府を表す言葉として使用される未来もそう遠くはないかもしれません。

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