成功するローカライズの秘訣!海外向け製品・サービスのネーミングのポイント│翻訳会社ブログ

海外向けのネーミングのポイント

成功するローカライズの秘訣!海外向け製品・サービスのネーミングのポイント

海外のネーミングのポイント

ローカライズのプロジェクトでは、webサイトやカタログなど、さまざまな翻訳が必要です。そこで忘れてはいけないのが、製品やサービスの名前をどうするかという点です。日本で使用している製品名やサービス名をそのまま海外で使用するのか、それとも新しい名前を考えるのかを見極める必要があります。ローカライズで失敗しない、ネーミングのポイントについて考えていきます。

そんな意味だったの? とならないように

日本で使用している名前を海外でも使用する場合、まず、その名前と同じ発音の別の言葉はないか、発音が似た現地の言葉はないかを確認します。似た言葉がある場合は、意味を調べる必要があります。そして、その意味が好ましくない、あるいは製品やサービスの内容にふさわしくないときは、名前を再考する方が賢明でしょう。

名前の発音やその聞こえ方、その単語が持つ意味やニュアンスなどは、外国人である私達にはわかりにくいものです。また、辞書にないスラングなどはネイティブでないと知らないことも多いため、必ず複数の現地のネイティブの人に確認してもらう必要があります。さらに、ネーミングや商標の専門家に確認できれば理想的です。

実例としては、乳酸菌飲料の『カルピス』は「カウピス」と聞こえ、カウ(牛)とピス(おしっこ)という単語の組合せになるため、海外では『カルピコ』となっています。

複数の国での展開を考えているなら、それぞれの国の言葉で確認する必要があります。現時点では1つの国だけを考えているとしても、将来の展望や商品イメージを考えると、複数の国の言葉で調査を行っておく方が安心です。

現地での登録商標の確認

使用しようとする名前が、ローカライズ先の国ですでに商標として登録されていないかどうかも重要です。最初にネーミングを考える際、日本では商標を確認しても、他国の分までは確認していないことも多いでしょう。海外向けに新たにネーミングを考える場合、候補の時点から確認しておくべきです。

過去には、日本の大手百貨店『高島屋』の名前や有名な『有田焼』という名称が、すでに中国で商標登録されていたという例があります。せっかくブランドとしてのイメージや知名度があるにもかかわらず、その名前が使用できないのは、企業にとって大きな痛手となります。早めの確認と登録が必要です。

また、国によっては、先に商標登録した方が優先される場合、あるいは実際にその商標を使用していることが優先される場合があります。たとえば、アメリカは実際に使用していることを重視します。進出先の国に適した手段を取るようにしましょう。各国の商標の実務を知るのは大変なので、商標の専門家に依頼するのが確実な方法です。

読みやすさやブランドイメージも意識

名前については、誰にでも読みやすく発音しやすいことも重要です。多くの人に覚えて親しんでもらうために、できるだけシンプルで読みやすいものにする方がよいでしょう。読みやすさや発音のしやすさはネイティブの人に確認してもらうのが確実です。

また、企業や製品群としてのブランドイメージにネーミングが合っているかという点も気を付けたいところです。海外向けのネーミングに限ったことではありませんが、何らかの一貫性や統一性がある方がブランドとして浸透しやすいためです。たとえば、アップル社の製品は、『iPhone』のように"i"で始まるか、あるいは"Apple"や"Mac"で始まる名称に統一されているので、すぐにわかります。一貫性があれば、新たなネーミングを展開した際に製品やサービスのイメージが定着しやすいというメリットもあります。

まとめ

インターネットの発達によって、webサイトやソーシャルメディア、ブログといったさまざまなメディアによるマーケティングが可能になり、海外進出のハードルが低くなっています。その中で、名前の持つ意味は大きく、企業のブランドイメージにも関わってきます。

今後、ますます激化する競争でのネーミングの重要性を認識して、不適切な意味がないのはもちろんのこと、どの国の人にも読みやすい、ブランドイメージの伝わるネーミングを考えていく必要があります。

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