映画『杉原千畝 スギハラチウネ』の舞台、リトアニアとリトアニア語について│翻訳会社ブログ

バルト三国の一番南の国、リトアニアとリトアニア語

映画『杉原千畝 スギハラチウネ』の舞台、リトアニアとリトアニア語について

リトアニア語の翻訳

昨年の秋に他業界から転職してきた駆け出しのユッチです。翻訳業界は初めてなので学ぶことばかりですが、先輩にいろいろと教えてもらいながら勉強しています。

『杉原千畝 スギハラチウネ』という映画が2015年12月に公開されるためか、杉原千畝という外交官の名前を最近よく耳にする気がします。調べてみると、「日本のシンドラー」ともいわれていて、リトアニアの日本領事館に領事代理として赴任し、ナチスから逃れる多くのユダヤ人にビザを発給して命を救ったのだとか。そんな、日本と意外な関係のあるリトアニアについての情報をまとめてみました。

リトアニアの歴史と現在

外務省によると、リトアニアは、バルト海の東側、バルト3国の一番南に位置しています。周辺諸国はロシア、ベラルーシ、ポーランドなどで、首都はビリニュス。人口は293.9万人ほどで、公用語はリトアニア語だそうです。ポーランド、ソ連などの支配を受けてきた歴史を持っており、1990年に独立を宣言したとのこと。WTOやNATOのほか、EUにも加盟しているようです。2015年からユーロを導入したことでも話題になりました。

また、japan.zdnet.comによると、リトアニアはIT技術、ハイテク分野に強く、起業もさかんだそう。人口あたりの数学や科学分野の大卒者が多く人材が豊かなことや、起業をスムーズに進めるためにさまざまな支援を受けられる環境が整っていることなどが背景にあるようです。

次に、日本との関係を調べてみました。アジア歴史資料センターによると、冒頭で紹介した杉原千畝さんは第二次世界大戦中、リトアニアのカウナスという街に赴任したそうです。当時ナチスによるユダヤ人の迫害が激しくなっており、杉原さんはユダヤ人の命を救うために独自の判断で日本通過ビザを発給したのだとか。そして、日本領事館が閉鎖され、リトアニアを離れるギリギリまでビザを発給し続け、少なくとも6000人以上のユダヤ人の命が救われたそうです。

リトアニアのお役立ち情報

リトアニア語情報

Baltic Asiaのサイトによると、リトアニア語はインド・ヨーロッパ語族に属しているそうです。昔からの変化が少なく、最も古い特徴を保った言語といわれているとのこと。リトアニア語の文法は難解で、名詞には単数と複数がそれぞれ7つの格を持っているそう。文字はラテン文字を使用し、ラテン文字23文字と特殊記号のついた文字が9個あるのだとか。リトアニア語を学習するには、相当な忍耐が求められそうです。発音は基本的に1つの文字に1つの音が対応していて、特殊文字以外はローマ字読みで読めるそうです。

EUのサイトによると、リトアニアはEUに加盟していて、リトアニア語はEUにおける24の公用語の1つになっています。EUは多言語主義をとっているため、EUのサイトはリトアニア語でも見られるようです。また、無明舎出版のサイトによると、リトアニア語はラトビア語とは兄弟、エストニア語とは従兄弟のような関係なのだそう。

リトアニアのビジネス情報

kwintessential.co.ukによると、リトアニアには階級的な文化がまだ残っているので、目上の人に対する礼儀が重要視されているようです。また、ビジネスでの関係を友情に発展させることを好むのだとか。おもてなしがあればありがたく受けて、お返しをするのがよいそうで、これが友情の印と考えられているとのこと。友情が深まると、ビジネスの話もしやすくなっていくそうです。

もっと知りたいリトアニア

リトアニアについてはほとんど何も知らなかったのですが、杉原千畝さんが多くのユダヤ人の命を救ったこと、そのおかげでいまでも日本に興味を持ってくれる人がリトアニアにいると知り、うれしく感じました。

近年ではハイテク産業に強く起業がさかんという意外な一面もまたとても興味深いです。さまざまな魅力を持つバルト3国に行ってみたい気持ちがますます強くなりました!

関連サービス

このページの先頭に戻る