「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われるように、ボタンの花は古くから美しさの象徴。そんなボタンを国花としているのが中国です。
皇帝から芸術家まで、多くの中国人たちの心をとらえてきた秘密に迫りました。

歴代の皇帝にも愛された「花の王様」
フリルのような美しい花びらが目を引くボタンの花ですが、実は薬草としても有名な植物です。
根の皮を乾燥させたものが「牡丹皮(ボタンピ)」と呼ばれる漢方薬になり、消炎や鎮痛に効果があるとされているんです。
中国ではなんと西暦200年から薬草として栽培されており、その後現在に至るまで、歴代の皇帝や国民から愛され続けてきました。特に唐王朝の玄宗皇は楊貴妃とともにこの花を愛でたことで知られています。
中国の人々はこれらのことからボタンの花を"花の王様"ととらえていたようで、中国語では「花王(フアワン)」の異名を持つほどの存在。
ほかの花の追随を許さないほどの圧倒的な存在感、国花になるのは自然な流れだったんですね。
数々の芸術作品にも描かれたボタンの花
牡丹の花の美しさは中国の芸術家の心もとらえ、李白は楊貴妃の美しさを牡丹になぞらえて詠みました。
日本の有名な怪談噺・牡丹燈籠(ぼたんどうろう)も、明の時代に中国でつくられた小説『牡丹燈記』から着想を得たものだと言われています。
文学だけでなく、絵画にもボタンは多く描かれました。
ボタンの花は富や長寿を象徴するものとされ、剪紙(せんし)と呼ばれる中国の伝統的な切り絵のモチーフにもなっています。
現代では切手のモチーフとしても広く使用されており、その図柄の美しさから切手コレクターの間でも人気を博しているのだとか。
ボタンの花は照れている人にそっくり!?
ボタンの花は英語では「peony(ピオニー)」と書きます。日本でもアロマやハーブの世界ではよく耳にする単語ですよね。ボタンの花のさわやかで甘い香りは、香水やコスメの原料としても重宝されているんです。
花があざやかに赤く色づくことから、英語では照れている様子を"blush like a peony"と言うのだとか。なんだかかわいらしい表現ですね。
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