ヒマワリがロシアの国花になった意外な理由。ロシアの国花は「ヒマワリ」と「カミツレ」│翻訳会社ブログ

ヒマワリがロシアの国花になった意外な理由。ロシアの国花は「ヒマワリ」と「カミツレ」

ヒマワリがロシアの国花になった意外な理由。ロシアの国花は「ヒマワリ」と「カミツレ」

ロシアの国花

グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。
最近、同僚のナホさんが書いた「スイスの国花・エーデルワイス」に関するブログ記事を読んでいたら、国花に興味が湧いてきました。

同僚と会社の近くのバーに行った時に、おつまみに「ヒマワリの種」をいただきました。珍しいなと思いましたが、お店の人の話だと、ロシアではおやつやおつまみとしてヒマワリの種をよく食べるそうです。更に聞いてみると、ヒマワリはロシアの国花ということがわかりました。

ロシアの国花は「ヒマワリ」と「カミツレ」

「みんなの花図鑑」Webサイトによると、ロシアの国花には「ヒマワリ」と「カミツレ」のふたつがあるとのことです。ヒマワリは、ロシア語で「подсолнечник(パトソールニチニク)」とのこと。単語を分割して意味をとらえると、「太陽の下にある」となるようです。日本語の漢字の「向日葵」にしても、英語の「Sunflower」にしても、ヒマワリという花の名前は、「太陽」が共通のキーワードになっているようですね。

一方、「カミツレ」はロシア語だと「ромашка(ロマーシカ)」。カミツレの別名はカモミールとのことですが、こちらのほうがなじみがあります。ちなみに、「世界の国旗・国歌と豆知識 世界60秒巡り」Webサイトによると、カミツレという名前はギリシャ語の「Chamai(低い)」と「Mela(リンゴ)」に由来しているとのことです。寒さが厳しいイメージのロシアの国花としては、ヒマワリよりカモミールのほうがピンときますが、これには何か理由があるのだと思い、もう少し調べてみることにしました。

ロシアではヒマワリは食用の花!

子供のころにヒマワリの種を採取した記憶はあっても、日本ではヒマワリは観賞用の印象が強いですよね。しかし調べてみると、世界的にはヒマワリは食用や油糧として栽培されることが多く、ロシアでは、なんと世界全体の4分の1のヒマワリ油が生産されているとのことです。「Sakiyomi trivia.com」によれば、ロシアに浸透していた正教会は、ほとんどの油脂食品を禁止食品リストに載せていたそうです。しかし、ヒマワリは教会の法学者に知られていなかったようで、そのリストに載っていなかったらしく、自然とロシアの人たちの常食になったのだとか。今でもロシア人はヒマワリの種が大好きで、さまざまなところで購入することができ、どこでも気軽に食べることができるおやつとして親しまれているそうです。

安眠を導くハーブティーとして人気が高いカミツレ

「世界の国花・日本の県花」Webサイトによると、カミツレの花はロシアの野原や道端、土手などに見られるとのことです。ロシアの短い夏の間に咲く小さな白い花で、日光を浴びて良い香りを漂わせているそうです。乾燥した花にお湯を注いで、ハーブティーとして楽しまれるとのこと。いわゆる「カモミールティー」のことです。カフェインやタンニンを含まず、やさしい香りがストレスをやわらげるとのことで、安眠を導くハーブティーとして、日本でも人気がありますよね。ヨーロッパでは、茶葉を使用した一般的なお茶が飲まれるようになった16世紀以前には、カミツレをはじめとするさまざまな香草が飲まれていたようです。また、お茶のほかにも、カミツレの花から抽出されたオイルは、香水などに利用されるのだそうです。

ロシアとヒマワリの強いつながり

ロシアの人々とヒマワリは、「食」という強いつながりで結ばれていて、それゆえにヒマワリがロシアの国花になったということがわかりました。大輪の花で人々を笑顔にするだけでなく、実質的にも人々の生活を支えるヒマワリ。生命力の強さを感じさせられる花ですね!

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