翻訳メモリツールの活用で高品質な翻訳を│翻訳会社ブログ

翻訳メモリツールの活用による作業効率化と翻訳品質の向上を検証するとともに、それによる翻訳者への影響を考える。

翻訳メモリツールの活用で高品質な翻訳を

翻訳メモリツール

「翻訳支援ツール」には、大きく分けて翻訳メモリツールと翻訳ソフトの2つの種類があります。

まず、質の高い統一性のある翻訳を作業効率よく生成するには、「翻訳メモリツール」が有効です。過去の翻訳を文章単位で蓄積し、再び同じ原文が出てきたときに、過去のメモリを再利用できます。

一方の「翻訳ソフト」と呼ばれるものでは、翻訳したい文章をインプットすると、訳文がアウトプットされます。便利ではありますが、この種の翻訳ソフトでは、前後の流れを無視した、不自然な翻訳文が生成されがちです。あくまでも、翻訳をする際の参考にする程度にとどめておいたほうが無難でしょう。

日進月歩の翻訳メモリツール

翻訳メモリツールは、すでにいくつもの製品が市販されていますが、未だ日本の翻訳市場に大きな影響をあたえているのは、ドイツのトラドス社による「SDL TRADOS」です。現在、各社が、高い利便性を求め、それぞれのオリジナリティを出したメモリツールを開発しており、今後のリリースには目が離せません。

翻訳メモリツールは、大量の翻訳時に、訳文を再利用できるようにデータベース化しておくことが可能です。同じ原文が複数回登場したときに、蓄積された訳文を再利用するのです。たとえば、定期的な製品の改訂のたびに修正翻訳が必要になるのがマニュアル翻訳です。大分量の割には、新規の翻訳箇所は限られてきますので、翻訳メモリツールの利用が有効になります。

翻訳メモリツール活用の魅力 ―低価格&短納期―

翻訳メモリツールを利用することで、翻訳品質が安定するとともに、作業の効率化による低価格化が可能になります。今までは、同じ文章が出てくるたびに、繰り返していたコピー&ペーストという翻訳者の作業がなくなることで、その分の作業時間が節約されます。また、翻訳の流用度により費用が変わるため、流用度が高い大ボリュームの翻訳ではかなりのコスト削減にもつながります。さらには、過去の翻訳メモリが存在する限り、新たな翻訳者が対応したとしても、過去の翻訳と統一感を持たせることができます。

翻訳流用度合は、ツールで解析できますので、翻訳依頼の際には、過去の翻訳データを準備して、翻訳会社にツール利用の有効性を相談するといいでしょう。

翻訳メモリツール導入が翻訳者に与える影響

翻訳メモリツールの導入によって、実務翻訳者は、常に技術的知識を養い、ツールを使いこなせる状態を維持することが求められます。本来、翻訳という作業自体に求められるものは、原文言語と翻訳言語の理解であり、翻訳言語を操る文章能力であるはずです。しかし、最近では、次々と新しいソフトウェアを高度に使いこなすことをも求められます。ツールとうまくつきあい、巧みに使いこなす器用さが、翻訳者の要素として必要になってきているのです。

必要とされる翻訳を追求して...

低価格で高品質の翻訳を提供するため、翻訳業界は追求を続けています。A言語をB言語に訳出するという翻訳作業には、最終的な品質調整にくわえ、納期、コストなど、求められるものは多岐にわたります。翻訳支援ツールによる恩恵を受けながらも、必要とされる翻訳には、常に人の目、人の手が欠かせないのです。

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