インドを知る手がかりになるヒンディー語│翻訳会社ブログ

インドを知るために有効なヒンディー語

インドを知る手がかりになるヒンディー語

ヒンディー語とインド

多種多様な言語や方言が話されるインド。その代表的な言語であるヒンディー語は、北インドを中心に使われています。アーリア人によって持ち込まれたサンスクリット語が歴史の中でさまざまに変化して、ヒンディー語やベンガル語、パンジャービー語などに発展したため、これらの言語は近い関係にあります。ヒンディー語を学べば、インドの多様な文化の一端を知ることができそうです。

インドの公用語であるヒンディー語

ヒンディー語はインドの連邦公用語として規定された言語で、インドの人口の約4割が母語として話しています。インドは20以上の州に分けられており、ヒンディー語が公用語とされている州は北部に多いため、ヒンディー語は北部を中心に使われています。インド全体ではヒンディー語以外に20近くの言語が話されており、その方言を加えると数えきれないほどのバリエーションがあります。とはいえ、ヒンディー語を母語としなくても話せる人は多く、ヒンディー語はインドを理解するために最も重要な言語と言えるでしょう。

ヒンディー語はインド・ヨーロッパ語族に属しており、かつてインドに移住してきたアーリア人が持ち込んだサンスクリット語を基にしています。このため、英語などのヨーロッパの言語やイランのペルシア語とも近い関係です。一方、インド南部で話されているタミル語などのドラヴィダ語は、系統がまったく異なる言語なのです。

ヒンディー語の文字と発音

ヒンディー語はデーヴァナーガリー文字という文字で書かれています。アルファベットとはまったく違い、「シローレーカー」という横線の上下にいろいろな記号がついた文字です。この文字はサンスクリット語やネパール語の表記にも使用されます。表記と発音がきちんと対応しているので、文字の読み方を覚えれば、初めて見る単語でも、ほぼ正確に発音できるようになるでしょう。

母音の配列は日本語の50音と同じ「アイウエオ」で、長母音と短母音の区別があります。子音も日本語の配列「カサタナハマヤラワ」とほぼ同じですが、無声音と有声音、無気音と有気音、さらに鼻子音の区別があります。たとえば、日本語の子音の「カ」にあたる子音なら、無声無気音、無声有気音、有声無気音、有声有気音、そして鼻子音の合計5つの発音があります。

ヒンディー語の文字は日本語と同様に、左から右に読みます。基本的にシローレーカーでつながった文字が1つの単語で、文章の最後に来る縦線が文章の区切り、つまり句読点を示しています。日本語と語順も似ているので、この点では日本人にとって比較的親しみを持てるでしょう。

語形変化が多い動詞

文字や発音は比較的なじみやすいヒンディー語ですが、動詞の語形変化の豊富さには手を焼くかもしれません。動詞には、英語のbe動詞や日本語の「です、ます、あります」に近い働きをするコピュラ動詞と一般動詞があり、コピュラ動詞は他の動詞のさまざまな変化形と組み合わせて多様な表現を可能にしています。

コピュラ動詞は、現在形では主語の人称と単数、複数によって語形変化し、過去形では主語が男性か女性であるか、単数か複数かによって変化します。一般動詞には、まず辞書に記載されている不定詞があり、その語幹にさまざまな語尾をつけて現在分詞、過去分詞などを作り、さらに命令形や未来形、自動詞や他動詞、使役なども表します。不規則な変化形もあり、そのうえ形容詞は修飾する名詞の数、性、格によって変化するなど、変化形が多いのがヒンディー語の特徴です。

まとめ

インドは、西にはアラビア語圏、北東には中国語圏が存在し、言語的にも文化的にも多彩な地域です。さらに、イギリス統治時代から英語も普及し、ビジネスでは英語、プライベートではヒンディー語や自分の住む地域の言葉を話すという状況が普通になっています。

英語が話せればインドでのビジネスは困らないかもしれませんが、公用語であるヒンディー語が理解できれば相互の信頼感も増し、インドへの理解も深まるでしょう。

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