古い時代の姿を色濃く残すイタリア語│翻訳会社ブログ

イタリア語の魅力と特徴

古い時代の姿を色濃く残すイタリア語

イタリア語

グローバルな仕事に憧れて翻訳業界に飛び込んだ入社2年目のヨッシーです。入社以来、日々の発見と勉強を通して翻訳の奥深さを実感しています。学んだことをしっかりと整理して、着実に進歩し、ブログとして皆さんにご紹介していきたいと思います。

入社してからというものの、さまざまな機会に自己紹介を求められます。よく聞かれるのが「興味のある言語は?」という質問です。イタリアサッカーが大好きな私の答えは、もちろん「イタリア語」。ところが、どうもこの回答のせいで、「イタリア語に強い」というイメージを社内で持たれているようです。しかし実際のところはあいさつ程度しか分かりません。こうなったら「イタリア語に強い私」を目指して頑張ることにします。そこで、早速イタリア語にアプローチしてみました!

伝統文化を象徴するイタリア語の歴史

イタリア語は、中世の欧州共通語であったラテン語が派生したもので、インド・ヨーロッパ語族ロマンス語派に属します。一般的に国際語として認識される英語やフランス語、スペイン語とは異なり、イタリア語を日常的に利用している人のほとんどはイタリア国内に生活しているそうです。何よりも私が驚いたのは、13世紀以降のイタリア語が、ほぼ変わらずに残っているという点。13世紀の日本といえばちょうど鎌倉時代。その当時の日本語は、今では「古文」と呼ばれています。イタリア語は、音楽、料理、美術、建築物などの多彩な伝統文化と同じく、古い歴史が伝えらていると思うと感慨深いですね。

また、イタリアでは「駅のアナウンスさえオペラのように聞こえる」と感じる人も多いそうです。それはイタリア語に、コミュニケーションのためだけでなく、響きの美しさを追求し長い時間をかけて熟成されてきたという歴史があるからです。

イタリア語の特徴

注目すべきイタリア語の特徴を挙げてみましょう。どの言語でも主語と動詞は文章を理解する上での骨格となりますが、イタリア語ではこの動詞の見極めが難しいようです。主語に応じて変化する動詞を理解することがイタリア語上達には必須とのこと。日本語で考えてみると、主語が「私」でも「あなた」でも「私は会社に行く」「あなたは会社に行く」のように、動詞の「行く」には変化がありませんよね。ところが、イタリア語では、主語に応じて語尾動詞が変化します。そして、この語尾動詞が主語によってきっちりと決まっているので、主語が省略されても語尾動詞のみで文章として成立するのです。

馴染みのある単語からイタリア語にアプローチ!

カタカナ語として日常的に使われている外来語のイタリア語を調べてみると、なんと200語以上あることが分かりました。例えば仕事でもよく使う「クライアント」という単語。語源は古代ローマ時代までさかのぼります。当時、貴族の保護を受けて暮らしていた平民は「クリエンティス(clientes)」と呼ばれ、このクリエンティスの数が貴族のステータスになっていたそうです。これが現在「お客様」の意味で使われる「クライアント」の語源なのです。

その他、なじみのあるイタリア語を調べていくと、サッカーに関するイタリア語がたくさんあることを発見しました!

  • トトカルチョ(totocalcio):サッカーくじ (calcio=サッカー)
  • ヴェルディ (verdi):verde=「緑」の複数形
  • ガンバ (gamba):足
  • ベル・マーレ(bel mare): bel=美しい、mare=海

サッカーの他にも、音楽、料理、車など、イタリア語にアプローチできる糸口は、身の回りにたくさんありそうです。

イタリア語の魅力を実感

今までは「イタリア=サッカー」というイメージばかりが先行していましたが、今回はそこで話されているイタリア語を改めて見つめる良い機会となりました。現在も生き続ける13世紀の言語、イタリア語の魅力を実感することで、もっと理解を深めていけそうです。今後はサッカーだけではなく、「イタリア語のことなら私!」と頼られるように、引き続き学んでいきたいと思います。

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