
インドネシア語は、台湾、東南アジア、太平洋の島々、インド洋のマダガスカル島まで分布するオーストロネシア語族に属しています。
この語族には類似性の高い言語が数多く含まれており、インドネシア語は元々、マラッカ海峡を挟む東西周辺地域で使われていた海上交易のための共通語(マレー語の一方言)だったと言われています。そのため、マレー半島周辺で話されるマレー語とは、お互いに意思疎通ができるほど類似しています。
文字はアルファベットのため分かりやすく、タイ語などと異なりDTP制作もしやすいと言えるでしょう。
インドネシア共和国の公用語として普及するインドネシア語ですが、国内の各地域にはジャワ語やスンダ語など異なる言語も分布しており、ネイティブスピーカーの数は2,300万人ほどと、人口(2億5,500万人)に比べて少なくなっています。ただし、生活をする上でインドネシア語は欠かせないため、第2言語として話せる人が多くいます。