
ロシア語は、インド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派に属する言語です。ロシア連邦のほか、中央アジアのカザフスタン、キルギスタン、東ヨーロッパのベラルーシでも公用語として使われています。
ネイティブスピーカーの数は約1億8,000万人で、英語、フランス語、中国語、スペイン語、アラビア語と並んで国際連合の公用語に指定されています。
同じインド・ヨーロッパ語族に属する英語、ヒンディー語、スペイン語などとの一番の違いは「キリル文字」で表記する点です。文法的には、名詞、人称代名詞、動詞、形容詞などの語形変化が豊富で、勉強していて難しいと感じる方が多いかもしれません。
石油、天然ガス、鉄鋼石など豊富な天然資源を軸に経済復活を果たしたロシアや、ヨーロッパ、アジア、中東地域を結ぶ重要ルートである中央アジアで通用するロシア語は、英語と並んでビジネス分野で必要な言語として見直されてきています。