
ドイツ語は、英語やオランダ語と同じくインド・ヨーロッパ語族・ゲルマン語派西ゲルマン語群に属する言語です。
ドイツ、オーストリア、スイスなどの公用語として話されており、約1億人のネイティブスピーカーがいます。ただし、ヨーロッパの多くの国でドイツ語は使用されており、話者人口は多く存在します。
話し言葉では、使用地域によって若干異なる特徴がありますが、ドイツ語への翻訳といえば、ほぼすべてがドイツ向けとなる傾向があります。
日本も、明治時代の近代化の中でドイツの影響を大きく受けました。当時、特に法律や医学、科学、芸術の分野でドイツの知識を積極的に取り入れました。今でも医療現場でドイツ語が多く使われるのは、この名残と言えるでしょう。「アレルギー」「ウイルス」「ガーゼ」のほか、「アルバイト」「イデオロギー」「リュックサック」などもドイツ語由来の日本語です。
ドイツ語には、自由に単語をつなげて新しい造語を作れるという特徴があります。単語の文字数の多さでギネスブックに掲載されたこともあるくらいです。長い単語と出会ったら、部分ごとに分けて意味を理解するようにしてみてください。きっと意味はつかめるでしょう。